ハサミのおハナシ
2018-09-23 (日)
新潟市西区五十嵐2の町の新潟大学近くの美容室、un'ondaの音田悠子です。
わたくし事ですが、最近美容師の命ともいえる
シザー(ハサミ)を新調いたしました。
美容師には当たり前のハサミ情報ですが
みなさまはまったく縁のないハサミですよね。
意外と質問されることも多いので
今日は少しハサミのおハナシをしたいと思います(*´ω`*)
まずは美容師のハサミと普通の文房具のハサミの違いについて。
文房具のハサミは安全上、刃先では切れないように設計されています。
ですので紙などは刃の奥で切りますよね。
対して美容師のハサミは刃先で切れるように出来ています。
むしろ刃先でしかカットしていません。
その切れ味も手術用のメスと同じくらいといわれていて、
かなりスパッと切れます。
ちなみにわたくしがまだカットが出来ないアシスタント時代、
練習している時にズバッと指を切り、
7針縫ったことがあります(笑)
それくらい切れるハサミなんです。
ですがそうじゃないとお客さまの大切な髪が傷んでしまいます。
切れないハサミは髪を引き千切るように切ってしまうので
枝毛をわざわざ作っているようなものなんですね。
ですので刃先の切れ味がとても重要なんです。
そしてよく聞かれるのが値段です。
「高そうですよね?」と聞かれますが、
・・・はい(笑)、お高いです(笑)
美容学校で練習用に買う安いハサミで1~2万円くらいですので、
プロ用となると・・・(*´ω`*)
安いハサミで1~2年で買い替えるか、
良いハサミで10年以上大切に使うか、
といったところです。
ちなみに今回わたくしが買ったのは今までで一番高価なハサミになりました・・・。
今までと同じメーカーさんのハサミなのですが、
ちょっぴりランクがあがりました・・。
↓桐の箱入り・・。
ですがお手入れしながら20年は使っていけるハサミなので
大切に使っていきたいと思います。
名前も彫っていただけました。
ハサミを変えると慣れるまで指を切ってしまうのは
美容師あるあるです。
なるべく同じような形のハサミにするのですが、
微妙な刃の角度、長さの感覚がいつもと変わるので
つい手に刃が当たってしまうんですよね。
そして先ほども言いましたがメスのように切れるハサミが新品という事は・・・
こうなります。↓
2日で二か所切りました(笑)
それもほんの少し刃先が当たっただけで・・。
しばらくは流血のバンソウコウだらけの手になっているかもしれませんが
こういう事情です(*´ω`*)
ちなみにお客さまの肌に刃が当たることはありませんので
ご安心くださいね。
いかがでしたか?
少しは美容師の持つハサミについてご理解いただけたでしょうか。
ご来店の際には(これが例のハサミか・・・)と
二ヤリとしていただければと思います。
美容師以外は知らないハサミのおハナシ、でした(*´ω`*)
新潟市西区五十嵐2の町の新潟大学近くの美容室、un'ondaの音田悠子でした。
un'onda (アンオンダ) 音田悠子
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